文脈は次のとおりです。SOS団全員が孤島で夏休みの一部を過ごすように誘われました。舞台は森さんと新木さん、それぞれ孤島の主のメイドさんと執事がSOS団のみんなを最寄りの港で出迎えにきました。自家用船に乗るちょうと前のシーンです。
(ハルヒ)「それでこそ孤島よね!半時と言わず、何時間でも行っちゃっていいわ。絶海の孤島があたしの求める状況だもの。キョン、みくるちゃん、あんたたちももっと喜びなさい。孤島には館があって、怪しい執事とメイドさんまでいるのよ。そんな島は日本中を探してもあと二つぐらいしかないに違いないわ。」
(キョン) 二つもねえよ。
(朝比奈みくる)「わ、わあ。すごいですね・・・・・楽しみだなあ」
(キョンの思い) 棒読みで口ごもる朝比奈さんはいいとして、本人を目の前にして「怪しい」という形容詞をつけるハルヒの口は無礼極まる。しかし言われた方もニコヤカに微笑んでいるので、もしや本当に怪しいのかもしれない。
まあ、怪しいのはこのシチュエーション全体であるし、怪しさにかけてはSOS団も人後に落ちないのでお前が言うなの世界かもしれないが、何もこうまでハルヒを有頂天にさせる筋書きにならなくてもよさそうなものだ。