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I'm used to seeing 息をつく and it's easy to understand in parallel to English, as を marks the object (to take => a breath).

However, I saw this sentence in a dictionary:

彼の情熱的な抱擁で彼女は息がつけなかった。
His passionate embrace took her breath away.

(出典:プログレッシブ和英中辞典)

Why is 息 marked here as the object (assuming が is used here as an object marker)? Would rewriting the sentence as

彼の情熱的な抱擁で彼女は息をつけなかった。
His passionate embrace took her breath away.

make any difference?

user10429
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2 Answers2

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が is used here as an object marker

That's right.

make any difference?

No difference (or minor difference) I think.


呼吸をするという意味の「息を吐く(いき を つく)」 という表現は、多くの人が、知らないと答えると思います。(漢字で書けば、意味は通じます。)

多くの人は、「息を吐く」と書くと、「いき を はく」 と読むと思います。


呼吸をするという意味で、多く使われる表現は、「息」-「を」-「する」です。

「息-を-する-こと-が-できる/できない」を省略した表現が、 「息-が-できる/できない」 です。

「息-を-できる/できない」でも、意味は通じます。

ただ、省略する場合は、「を-する-こと」を省略するので、 「息-が-できる/できない」の方が正しいと思います。


「息がつけない」は、「息がつけない展開」などの、特定の表現で使います。

「息がつけない展開」の「息がつけない」は、「緊張する」あるいは「どきどきする」という意味です。

この「息がつけない」が、「緊張する」あるいは「どきどきする」という意味になるのは、 「息がつけない」=「息をつく」ことができない = (気持ちを)ひと休みさせることができない = 緊張する ということだと思います。


「息がつける」は、あまり見かけません。たまに見かけるのは、「息がつける場所」などの表現です。 これは、「安心できる場所」という意味だと思います。

「息がつける」= not「息がつけない」= not「緊張する」= 「安心する」 ということだと思います。

息(呼吸)ができる場所 = 安全、安心な場所 = 安心して休める場所 という意味もあると思います。


息がつく は、使いません。

「息をつく」 は、「ひと休みする」という意味で使う、フレーズです。

「息をつく」には、「息を吐きだす」という意味もありますが、多くの人が、そのような意味があることを知らなかったと答えると思います。

「ひと休みする」という意味で使う場合は、「一息(ひといき)つく」あるいは、「一息いれる」という表現の方が多いです。


「息がつけない」は、多くの場合「息もつけない」のことだと思います。

「息もつけないほど 忙(いそが)しい」という表現で使います。

「息つく暇(ひま)もない」などの表現も使います。

息もつける は、使いません。


「息をつく」normally means "have a break"

「息もつけない」means "too busy"

「息をつく暇もない」also means "too busy (to have a break)"


links to Japanese - Japanese dictionary (from デジタル大辞泉)

息を吐く(いき を つく)

links to Japanese - Japanese dictionary (from weblio)

息をつく

息をつく暇もない

息もつけない

Toris
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    「つける」という可能形を使っているために、「が」になったのでは?例:「目を離す」→「目**が**離**せ**ない」「英語を話す」→「英語**が**話**せる** 」、なので「息をつく」→「息がつけない」 – Chocolate Jul 22 '15 at 16:25
  • 辞書を探してみたのですが、「が」を使う例がみつからなかったので。 「つける」という可能形を使っているために「が」になった、というのは、日本語の感覚としては正しいと思います。 – Toris Jul 22 '15 at 16:34
  • @choco 是非解答欄にてお願いします。直感ですが、質問者さんは、「つく」の他動詞形としての「つける」と、可能形としての「つける」を混同されているようにも思われます。 –  Jul 24 '15 at 13:14
  • @choco 「息をすることができる」(省略して「息をできる」あるいは「息ができる」)という表現もできますので、可能形だから「が」になる というのは、必ずしも正しいとは限りません。本来の「息をする」という表現のかわりに「息をつく」が使えるように見えた、ということだと思います。また、「息がつける」はあまり使わず、「息がつけない展開」などの特定の表現で使う場合が多いと思います。 – Toris Jul 24 '15 at 22:30
  • @l'électeur 「息を吐く(つく)」の場合の「つく」は、他動詞でよいと思います。(偶然かもしれませんが、) 他動詞と解釈した点では、質問者が正しいと思います。 – Toris Jul 25 '15 at 00:09
  • 『可能形だから**必ず** 「が」になる』と言ったのではありません。『この辞書の例文を書いた人は、可能形だから「を」を「が」にしたのでしょう』という意味です。 – Chocolate Jul 25 '15 at 05:27
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    l'électeurさんはそういうことを言っているのではありません。l'électeurさんは、『この辞書の例文「彼女は息がつけなかった」の「つける」は、他動詞‌​「つく(吐く)」の可能形「つける」であるのに、質問者は‌​、自動詞「つく」の他動詞・使役(causative)動詞形の「つける」(「蝋燭に火をつける」「ウッドデッキに屋根を付ける」‌​「おまけに朝ご飯も付ける!」などの)だと勘違いしているのではないか』と言っているのです。 – Chocolate Jul 25 '15 at 06:12
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彼の情熱的な抱擁で彼女は息がつけなかった。
Why is 息 marked here as the object (assuming が is used here as an object marker)?

It's because of the potential form つける. The つける(吐ける) is the potential(可能形) form of the transitive verb つく(吐く).

For example:
「英語話す」--> 「英語を話せる」「英語話せる」「英語話せない」
「目離す」--> 「目を離せない」「目離せない」
「単位取る」--> 「単位を取れない」「単位取れる」「単位取れない」
「論文書く」--> 「論文を書けない」「論文書ける」「論文書けない」
を can be replaced by が when using the potential form. This thread might be of some help.

Likewise,
「息つく」(take a breath) -->「息をつけない」「息つけない」(can't take a breath)

Would rewriting the sentence as
彼の情熱的な抱擁で彼女は息をつけなかった。
make any difference?

I don't think it would make much difference. I think some people would prefer が over を especially in a negative sentence (though it would depend on the context).

Chocolate
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